助成採択事業者インタビュー

Q１.開発事業助成金を申請しようと思ったきっかけを教えてください。

A.私はまだ高校生で、まとまった事業資金を持参しておりませんでした。そんな中、去年の７月下旬に北区の渋沢翁関連商品等開発事業助成のことを知り、申請しました。

Q２.商品のアイデアはどのようにしてうまれましたか。

A.学校が北区にあることから、北区の有名なものを探しました。そんな時に巡り合ったのが滝野川ごぼうです。北区で生まれたこの滝野川ごぼうは現在北区で栽培されておらず、廃れていくさみしさの気持ちでいっぱいになりました。この滝野川ごぼうで日持ちがする新しいものを作れないかと考え、滝野川ごぼうを使用したお茶を作り、販売することを考えました。滝野川ごぼうはごぼう特有の香りが強いため、お茶にすることにより香りをうまく活用できると思いました。普段は捨てる皮も使用するため、食品ロスも発生させません。

Q３.この商品を作ってよかったことや、実際の購入者の声があれば具体的にお聞かせください。

A.母校の学校説明会などで販売をし、「ごぼうの風味が強く、とても美味しい」「えぐみがない」「お腹の調子が良くなった」など購入者からの声を聞き、とても嬉しかったです。最初はこの事業がうまく行くか分からず、後回しにすることもありましたが、人に会って実物を見ることで、より真剣にこの事業に取り組むようになりました。その思いが周りの大人に伝わり、高校生の私に協力してくれました。その期待に応えたいという思いが自分をさらに夢中にさせてくれました。

Q４.今後、開発事業助成金を申請する方へのアドバイス、申請時のポイントがあれば教えてください。

A.当時の私は自分の事業がこの開発事業助成金の対象になることなど夢にも思っていなかったので、申請が通ったとの知らせを受け取った時は驚きを隠せませんでした。当たり前のことかもしれませんが、開発事業助成金を知り申請してみようという思いが湧かなかったら今の事業がここまで進んでいることはないと思います。なんでもとりあえずやってみることが重要であることを身にしみて学びました。もし、次 にこの助成金に申請しようと思っている方はぜひ申請し、挑戦してみてください。