Amazon Alexaを活⽤した
シニアの暮らしをサポートする新サービスで
NTTデータと協業開始
〜 Alexa を活⽤した「ボイスタ!®」⾦融機関モデルを国内初採⽤〜
[2024/04/11]

城北信⽤⾦庫(理事⻑:⼤前 孝太郎)と、株式会社NTTデータ(代表取締役社⻑:佐々⽊裕、以下「NTTデータ」)は、Amazonが提供するAlexa Smart Properties(注1)のテクノロジーを⽤いた「ボイスタ!®」(注2)を活⽤し、シニアの暮らしをサポートする新サービスで2024年4⽉より協業を開始します。

城北信⽤⾦庫はFace to Faceを⽣かした訪問スタイル営業を主軸にシニアとその家族を中⼼としたリアルでのコミュニケーション⽀援を⾏い、NTTデータのボイスタ!はキャラクターとの対話による⾒守りや暮らしの便利機能、健康・娯楽に関するコンテンツなど、シニアの暮らしを豊かにするサービスをデジタルで提供します。

両者は今後、リアルとデジタルを融合し、誰もが何歳になっても⾃分らしい暮らしを続けることができる地域社会を実現するため、地域のさまざまなサービスとの接続についても協働し、城北信⽤⾦庫の顧客の約4割を占める70代以降のシニア顧客との関係を深め、あわせてそのご家族との接点を獲得していくことを⽬指します。

背景

コロナ禍を経てさまざまなサービスのデジタル化が進みましたが、2023年の内閣府の調査(注3)でもスマートフォンやタブレットを「よく利⽤する」割合は、70代以上は3割以下となっており、シニアのデジタルデバイド問題はいまだ根深く残っています。シニアにはスマートフォンの⼩さな画⾯の⽂字が⾒えづらく、⼿の乾燥等によりタッチ操作が難しいなどの課題がありました。これらの課題に対応するため、NTTデータは”⾳声での操作”に着⽬し、昨年12⽉にAmazonが提供を開始したAlexaを事業者や地⽅⾃治体向けに提供するサービス ”Alexa Smart Properties”を活⽤、⾼齢者施設での介護⼈材不⾜の解消や⾃治体の地域の⾒守りの担い⼿不⾜の解消の課題に対応してきました。

⼀⽅、⾦融業界では規制緩和が進み、信⽤⾦庫法の改正により、信⽤⾦庫に期待される役割や事業領域は⾦融のみならず、⾮⾦融領域にも拡⼤しています。信⽤⾦庫は他⾦融機関に⽐べてシニア顧客が多く、これまでも良好な関係を築いてきました。

両者は、これまでの取り組みによる強みを⽣かし、Face to Faceでのリアルなコミュニケーション⽀援と、デジタルによる⽇々の暮らしのサポートを組み合わせ、シニアの「より健康で豊かな暮らし」の実現に向けて協業を開始します。

概要

本協業では、城北信⽤⾦庫とNTTデータのサービスを組み合わせてシニアへ提供します。城北信⽤⾦庫は、お⾦に関する相談や暮らしのサービスの紹介など、シニアとその家族を中⼼としたリアルでのコミュニケーション⽀援を⾏います。

NTTデータは城北信⽤⾦庫の顧客に対し、⾳声操作でシニアが簡単に使えるボイスタ!を通じ、キャラクターとの対話による⾒守りや暮らしの便利機能、健康・娯楽に関するコンテンツなど、シニアの暮らしを豊かにするサービスを、デジタルで提供します。シニアは、Amazonが提供するAlexa Smart Properties向けに予め設定されたEchoデバイスを通して、ボイスタ!を通じた⼀連のサービスを利⽤できます。

なお、ボイスタ!の画⾯上には、今年7⽉に控える新紙幣発⾏にちなみ、”桜しぶさわくん“(注4)が登場し、情報発信やお知らせなどを⾏う予定です。

サービスイメージ

期待する効果

本協業において期待される効果は、以下のとおりです。

  1. 地域の課題解決への貢献
    シニアのデジタルデバイドを解消し、地域の課題解決に貢献します。
  2. 城北信⽤⾦庫のサービス提供拡⼤
    シニアとのデジタル/リアルでのタッチポイントを⽣かし、城北信⽤⾦庫は⾦融・⾮⾦融のサービス提供の拡⼤を⾏い、地域のさまざまな事業者と連携した地域ぐるみのサービスに拡⼤していきます。
  3. 城北信⽤⾦庫の次世代顧客とのタッチポイントの獲得
    ⾒守りサービスの提供により、シニアの⼦世代にタッチポイントを獲得。城北信⽤⾦庫への信頼感を醸成します。

今後について

両者は今後、リアルとデジタルを融合し、誰もが何歳になっても⾃分らしい暮らしを続けることができる地域社会を実現するため、本取り組みに賛同する協⼒企業と連携したサービスを拡充、地域のプラットフォームサービスとしての展開を協働し、城北信⽤⾦庫の顧客の約4割を占める70代以降のシニア顧客との関係を深め、あわせてそのご家族との接点を獲得していくことを⽬指します。

  • (注1)Alexa Smart Propertiesは、Amazonが提供するパーソナルAIアシスタントのAlexaを事業者や地⽅⾃治体向けに提 供するサービスであり、「⾼齢者施設」や「ホテル」、「マンション」などのビジネスや、「地⽅⾃治体」などの公的サービスで利⽤することができます。Alexa Smart Propertiesにおいて、Amazonと契約するソリューションプロバイダは、Alexa Smart Properties専⽤のAPIを利⽤して、ビジネスや地⽅⾃治体のニーズに合わせてAlexa を活⽤したサービスを開発・実装することが可能になります。施設の所有者や管理者は、Alexa Smart Propertiesを利⽤するために設定・設置されたAmazon Echoシリーズを⼀括して効率的に管理できるようになります。またAlexa Smart Propertiesでは、サービスを提供する法⼈ないしは地⽅⾃治体の専⽤アカウントを利⽤するため、利⽤者は個⼈のAmazonアカウントを利⽤したり、個⼈情報を提供したりすることなく、特定のAlexa⾳声サービスを利⽤することができます。
  •       https://amazon-press.jp/Top-Navi/RSS/Presse-release/amazon/jp/Devices/2023/Alexa-Smart-Properties/
  • (注2)「ボイスタ!」はNTTデータが提供する、声で操作ができる画⾯付きのスマートスピーカーを活⽤したシニア向けサービスです。使いやすさを追求したデバイスと、発話・健康活動・社会参加の機会の創出により、デジタルデバイド解消と健康寿命延伸をサポートします。
  •       https://www.nttdata-voista.com/
  • (注3)内閣府「情報通信機器の利活⽤に関する世論調査(令和5年)」
  • (注4)渋沢栄⼀の熱意を受け継ぐ存在として東京北区観光協会が考案し、当⾦庫職員がデザインしたキャラクター「しぶさわくん」。「桜しぶさわくん」は城北信⽤⾦庫コラボレーションデザインとして、さくらのシンボルマークが特徴の華やかな⾐装をまとっています。 ©2020 東京北区観光協会 / 城北信⽤⾦庫
  • 「ボイスタ!」は⽇本国内における株式会社NTTデータの登録商標です。
  • その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

以上