大手百貨店社員を名乗る不審な電話等に注意してください

高島屋、三越伊勢丹などの大手百貨店社員を名乗り、「お客さまのキャッシュカードが不正に利用されている」と電話で伝え、言葉巧みにお客さまの取引銀行、口座番号、暗証番号を聞き出し、調査のためと称しキャッシュカードを回収、または安全な場所に保管した方が良いと勧め、預金を払い戻させ自宅に待機させた上で自宅に訪問し現金を騙し取るなどして、詐欺被害に遭う事件が東京都内で急増しています。

事例

三越伊勢丹の社員を名乗り、「キャッシュカードが不正に利用されている」との電話があり、直後に全国銀行協会の職員を名乗る者から、「調査のためキャッシュカードを預からせてほしい」と電話で依頼され、その者が自宅にキャッシュカードを取りに来た際、暗証番号までも教えてしまった。翌日にはキャッシュカードは返却される説明をされたが、その後に連絡がなかったため、取引銀行に問い合わせたところ、預金は既に銀行口座から払い戻されていた。

被害に遭わないために

金融犯罪の標的は高齢の方(特に女性)に集中しています。ご高齢の親族をお持ちの方は、先ずこのような事案が多発していることを知っていただき、その上で、例え銀行等の職員であっても、決して他人には暗証番号を教えたり、キャッシュカードを渡すことがないよう、ご親族の方へお伝え願います。