ビッグフラッグのパイオニアであり、また地元蕨市の発展に尽力している有限会社染太郎さまをご訪問しました。
ビッグフラッグとは、スポーツ会場で、スタジアムを覆うような巨大な幕のことです。スポーツ好きな方はもちろん、それ以外の方も一度は見たことがあると思います。
平成6年創業、国道17号沿いに有限会社染太郎さまの事務所があります。事務所に入ると、多くのスポーツチーム、有名選手のフラッグ。想像を超える世界に思わず「おー!!」と声が出てしまいました。地元蕨市出身の影山社長が出迎えてくれました。
職員「サッカーの試合でフラッグを見たことがあります。あの巨大なフラッグを作っているのですか?」
影山社長「そうですよ。Jリーグ各チームをはじめ、プロ野球、プロバスケットなど、数多くのスポーツチームのビッグフラッグを作っています」
職員「まさか蕨市で作っているとは驚きました。何故、ビッグフラッグを作ろうと思ったのですか?」
影山社長「20代の時は百貨店の垂れ幕を作っている会社で働いていました。海外では応援にフラッグを使っていましたが、当時の日本スポーツ界では、そういった文化はありませんでした。平成5年に日本でJリーグが始まりました。私は地元浦和レッズのサポーターとして応援している中で、サポーターと選手の一体感が生まれるサッカーに魅了され、サッカーを盛り上げるために何ができることはないだろうかと考えていました。そんな時、2002年FIFAワールドカップの開催がきっかけに埼玉スタジアム2002ができたことで、浦和レッズとサポーターと協力し、初めてのビッグフラッグを作りました。埼玉スタジアム2002のこけら落とし(浦和レッズ対横浜・Fマリノス戦)で初めて利用され、大きな反響を呼びました。その後Jリーグ各チームに普及し、プロ野球チームなど、様々なスポーツチームに波及していきました」
職員「ビッグフラッグを作ってみて、反響はありましたか?」
影山社長「以前、さいたま市立浦和南高等学校が高校サッカー選手権に出場した時に依頼がありました。ビッグフラッグがプロからアマチュアへ、そして高校サッカーにも普及していっていることが嬉しかったです」
また影山社長は地元愛が強く、地域貢献活動に力を入れています。
影山社長「私の母校である、蕨市立西小学校でキャリア講習会をしています」
職員「どんなお話をされているのですか?」
影山社長「テーマは夢の実現です。このフラッグを見せると子供たちも喜びますよ」
日本代表経験のある川崎フロンターレで長年活躍した中村憲剛選手の直筆サイン入りフラッグ
影山社長「Jリーグに縁もゆかりもない、小さな市の小さな会社が夢を叶えることがでた。そしてオンリーワンになることができた。子供たちには絶対諦めなければ、夢は叶えることができるということを伝えています」
また2011年には、蕨市立西小学校に無償でビッグフラッグをプレゼントしました。代々卒業生が将来の夢をビッグフラックに書いていき10年かけて一つの作品を完成させるというものです。この企画は何かメッセージ性のあるものを残したいと影山社長が考案したものです。今年で10年が過ぎ、約700名の生徒が夢を書き込みました。今年の3月からは第2弾を始める予定で、今回は校章の色も生徒が塗るそう。影山社長は夢を「書くこと」が力になると考えており、この取組みを自分の生涯をかけて行っていきたいと強く話していました。
その他に影山社長は蕨市民音楽祭「昭和歌謡紅白歌合戦」の発起人でもあります。蕨の街を元気にしたい、地域活性化に貢献したい、老若男女みんな集まれる場所を提供したいという想いから始まり、今では蕨市の一大イベントとなりました。豊かなアイディアで街を盛り上げていく、何よりも誰かが喜んでくれれば、損得を考えない姿勢に感銘を受けました。
影山社長「ビッグフラッグはメッセージ性が強くかっこいい、そして元気づけることができる」
ビッグフラッグの無限の可能性について話してくれました。
2016年の熊本地震の時、影山社長が元プロサッカー選手である巻誠一郎氏に声をかけ、有志をつのり、賛同したメンバーとビッグフラッグを作成。Jリーグの選手、そして被災した子供たちが避難所でメッセージを書きました。
同様に2011年の東日本大震災の数年後、東北楽天ゴールデンイーグルスから依頼で、ビックフラッグを作成しました。
そこから、ビッグフラッグの持つパワーは世の中の役に立つことができると嬉しそうに社長は話してくれました。
影山社長に自慢できることを聞きました。
影山社長「フラッグが生き物に見える時があるんですよ」
Jリーグの中で超有名な「YOSHI METER」。プロサッカーの大久保嘉人選手が得点を決めた際、得点を変えることができるフラッグです。大久保選手が得点を決めると、一分以内にカウントが変更されます。これも影山社長が考案したものです。写真は大久保義人選手が3年連続で得点王になった時、影山社長が大久保嘉人選手にプレゼントしたものです。
職員「おーすごいですね!」
影山社長「得点を取った際、生き物のようにフラッグの数字が変化する、フラッグに魂が宿ることにより本人のモチベーションをアップさせることができる。フラッグの可能性は無限ですよ」
影山社長にお願いし、特別に作業場も見させていただきました。
職員「これは何を作っているのですか?」
影山社長「先ほどお話した大久保嘉人選手の「YOSHI METER」の得点部分(数字)を手作業で染めています。実は大久保嘉人選手本人からの希望であり、古巣である川崎サポーターから今季所属しているセレッソサポーターへ受け継ついだものです。だから数字の色がセレッソ仕様の桜色なのです」
染太郎さまの原点である、手染めの作業を見ることができました。今現在はデジタルプリンターがほとんどですが、手染めで作ってほしいと依頼してくるお客様もいらっしゃるそう。手染めは想いを込めて作るため、味わいが違うと影山社長に教えていただきました。
そして数日後、驚いたことに私たちはすごい現場(作業場)を見ることができたのです。
何と、取材時に手染めしていた「YOSHI METER」がテレビ放送され、新聞にも掲載されました。
大久保選手の右隣にいるのは影山社長
そして最後に、影山社長に今後の取組みと、夢をお聞きしました。
影山社長「ビックフラッグを将来的に教育現場に活かしたい。先ほどお話した蕨西小のビックフラッグは将来の夢に役立ちます。メッセージを見て頑張ろうという気持ちになる。スポーツを超える発想で地域・全国を活性化していきたい。そして、夢はでっかく富士山に日の丸のビッグフラッグを掲げることです」
みなさんは蕨ブランド認定品をご存知ですか?
蕨ブランド認定品とは蕨らしさ(歴史、ストーリー性など)を有したものを審査し、品質も含め一定基準を満たしたものを蕨ブランドとして認定する制度です。
認定品を推奨することにより、蕨ブランドの普及と品質の向上を促進し、地域産業の振興を図っていくとともに、蕨ブランドの発信を通じて市のPRへつなげていきます。
当支店では現在、蕨ブランド認定商品全9社の商品を掲示しています。
実は染太郎さまと共に城北フラッグを作りました。今回の展示がより華やかになりました。
染太郎さまの認定商品である「蕨書き順Tシャツ」も飾ってあります。皆さまは「蕨」という漢字が書けますか?
とあるテレビ番組の企画で、蕨らしい商品の開発を依頼された影山社長は「蕨の漢字を書き順にしたら面白いかも」と考え生まれた商品である。今では蕨市の定番商品となりました。
城北信用金庫 蕨支店は、革新的なアイディアと熱い想いで地域活性化を盛り上げようとしている有限会社染太郎さまを応援しています。
蕨双子織夢工房さまを取材させていただきました。
みなさんは蕨ブランド認定品をご存知ですか?
蕨ブランド認定品とは蕨らしさ(歴史、ストーリー性など)を有したものを審査し、品質も含め一定基準を満たしたものを蕨ブランドとして認定する制度です。
認定品を推奨することにより、蕨ブランドの普及と品質の向上を促進し、地域産業の振興を図っていくとともに、蕨ブランドの発信を通じて市のPRへつなげていきます。
今回の取材の会場は何と、当支店屋上テラス席です。
当支店では空間プロデュースの一環として、屋上テラス席を作りました。
コロナ禍の中、密にならず、かつ開放的な空間の中でゆったりと商談をすることができます。
今回は、蕨ブランド認定品に選ばれている蕨双子織夢工房の代表、中谷さまをご紹介したいと思います。
中谷さまは食品会社を定年退職後、日本のものづくりに興味を持始めました。そこで古代中国発祥の伝統技術である表具(紙と生地を貼り合わせて掛軸や屏風などを仕立てる事)に出会い、日本文化の中心地である京都に赴き表具師の技術を学びました。
それから蕨に移り住み、蕨市の伝統織物である双子織に出会いました。同じくブランド認定先である、クチュールカワムラさまが双子織の商品開発をしているのを知り、商品を購入。「双子織の特徴を活かした商品を作りたい、双子織の復興に尽力したい」、表具師としての創作意欲が掻き立てられた中谷さま。双子織の商品開発がスタートしました。
表具師の技術を活かし、双子織で作成した掛軸
職員「現在、双子織を使用した品物はどんなものが、どれくらいありますか?」
中谷さま「バッグやアクセサリー、小物商品等が現在160個あります。何でも作れますよ」
職員「そんな多くの商品が!!最近はどのような商品を作りましたか?」
中谷さま「双子織の財布です。これは157個目の商品です。特徴は鹿児島県の伝統織物である大島紬の生地を中に使用した商品です。針と糸を使わず、小学生でも簡単に作れる商品であります」
中谷さま「公民館での講座が毎月4か所あり、約100名の会員がおりますので、毎月多くの商品が作られ、会員の方々を通じて商品の魅力が発信されています」
職員「私でも簡単に作れそうです、もっと中谷さまの商品を教えていただけますか?」
中谷さま「わかりました。皆さんに紹介したいお店があります。私の双子織商品も販売しています。行きましょう!」
中谷さまに案内をしていただき、商店街の中を歩いているとオシャレな雰囲気のお店が目に入りました。
蕨市中央4丁目にある、ハンドメイドショップ『フラッグスフラッグ』。
蕨市の創業講座受講生の3人が2018年にオープン。現在作家は20人。一点一点、作家さんがまごころ込めて作ったオリジナルの商品(アクセサリー・バッグ)が置かれています。小さいお店の中には、可愛い商品が多数置かれており、作家さんが親切に商品の説明をしてくれます。今、蕨市で注目のお店です。
お店の中には、中谷さまが作った双子織の商品がいくつも置かれております。
中谷さまが丁寧に双子織商品の魅力を説明してくださいました。
その中で職員が上品で和テイストな傘を発見。何と蕨ブランド認定に選ばれた『双子織の日傘』であります。
超高密度の生地が日を通さない上に、UV加工を施すことで、100%に近いUVカット率を実現します。加えて急な雨でも撥水効果により普通の雨をしのぐことができます。双子織の絹のような光沢、鮮やかな縞模様が特徴です。お気に入りの生地があれば、自分だけのオリジナルの傘も作れます。
職員「織物と傘のコラボが斬新ですね。高級感もありオシャレで、男性でも使いやすいデザインだと思います」
中谷さま「今回の認定を機に、男女問わず日傘を差す習慣が広がればと願っています」
最後に中谷さまの想いを聞きました。
中谷さま「今現在、文化庁主催の令和3年度伝統文化親子教室事業に、蕨市の推薦を受け応募しています。表具の歴史は古く平安時代まで遡ります。子供たちに表具の楽しさを教え、日本の伝統を維持し後世に残していきたいと考えています。」
城北信用金庫蕨支店はそんな熱い想いを持った蕨双子織夢工房の中谷さまを、今後も応援していきます。
株式会社ニィニさまをご訪問しました。
みなさんは蕨ブランド認定品をご存知ですか?
蕨ブランド認定品とは蕨らしさ(歴史、ストーリー性など)を有したものを審査し、品質も含め一定基準を満たしたものを蕨ブランドとして認定する制度です。
認定品を推奨することにより、蕨ブランドの普及と品質の向上を促進し、地域産業の振興を図っていくとともに、蕨ブランドの発信を通じて市のPRへつなげていきます。
今回は、その蕨ブランド認定品に選ばれている当支店取引先の株式会社ニィニさまをご紹介いたします。
株式会社ニィニさまは埼玉県蕨市で創業35年、法人設立27年になるアパレルメーカー、グレードアップリメイク&セミオーダーを手掛けています。百貨店等一流ブランド多数の企業から受注しており、お客さまのニーズに応えた良質なファッションを提供していることで、厚い信頼を獲得している老舗であります。
住宅街の中にある店舗は華やかで、とてもお洒落な外観となっており、店内は一階がショールーム兼店舗、二階がアトリエになっています。デザインから製造、販売まですべてを店舗で担っています。
2019年に蕨ブランド認定にもなった「双子織トラックジャケット」はスポーツウェアに最適なポリエステル素材でありながら、蕨の伝統品である双子織を組み合わせたスポーツジャケットになっています。雨風を防げる防寒素材でありながら、双子織の特性である蒸れを逃がしてくれる今までにはない機能性やデザインに跳んだ革新的なウェアで蕨ブランド認定品となりました。
昨年、双子織トラックジャケットが第二回彩湖リレーマラソンのスタッフジャンバーに選ばれ、当支店の職員も応援に駆け付けました。
職員の記念写真の背景にある色鮮やかなボードは、保坂郁美さまがデザインしたものです。
スタッフ全員の想いを込めて、双子織マスクと、医療用ガウンを製作
コロナ渦の中、マスクがない人たちのため、また医療現場の方々の役に立ちたい、そのような想いから製作が始まりました。
どちらも話題性があり、なんと埼玉県新聞に取り組みが掲載されました。
株式会社ニィニさまの企業理念である「捨てないアパレル」
職員→「捨てないアパレルを目指すきっかけとは何ですか?」
代表者→「洋服は、人の想いが込められて作られています。流行の移り変わりが激しい現代だからこそリメイクに力を入れ、長きにわたって大切に使っていただきたい。 世代を超えて親から子へ、子から次の世代へ、長く使っていただきたいという思いからリメイク事業に取り組み始めました。」
お話をさせていただいて、デザイナーの保坂郁美さまの洋服に対する想いが伝わってきます。
店内一階にあるショールームにはオリジナルデザインの洋服が多数展示されており、デザイナーの保坂郁美さまが仕立てあげる洋服はすべてセミオーダー式なので、1人ひとりのお客さまに合わせた素材・デザインで仕立てあげることができます。
こうした当社の取り組みが【YouTube】にてアップされています。製造工程から当社の製品に対する想いが取り上げられているのでぜひご覧ください!
YouTube:https://youtu.be/NKmoyyvhNRA
店舗二階はアトリエになっており、お客さまから依頼を受けた商品をスタッフが一丸となって仕立てあげています。また、時にはお客さまをアトリエにお呼びして直接お声をお聞きし、作り上げることもありますとおっしゃっていました。
商品の細部までこだわり抜かれた丁寧な作り、機能性がありながらも年齢を選ばない現代的なデザインはこうした当社独自の製法から実現できているのだと感じました。
当社の洋服が作られるまでに多くの人が関わり、その1つひとつに想いが込められています。
今後どんなことに取り組んでいきますか?
職員→「洋服には、製作した人の想いが詰まっているのですね。これからは大事に大切に着ようと思います。今後どんなことに取り組んでいきますか?」
代表者→「モノとコトを整える起業塾を株式会社ニィニの店舗で行います」
保坂郁美さまのコメント
起業はお金も時間も、そして労力もかかります。とにかくやることが多いうえ、なかなか認知が上がらず、疲れ果てて「やめてしまえ」となってしまうのです。ニィニは女性の社会進出を応援したい。そのような想いから永続的にビジネスをしていくスタートにふさわしい起業講座を開催するに至りました。主な内容としては、手帳術で自分の内面を整え、ブログで発信力を上げる一方で、化粧品やオーダーメイドスーツで外見も整え、さらに写真撮影まで詰め込まれています。
モノとコトであなたを整えた先に、自信を持ってビジネスに取り組んでもらえる講座となっております。
起業塾は、ニィニと3名の素晴らしい講師の先生とともに起業をする女性を応援する場を提案したいという想いから開催することになりました。
最後に保坂郁美さまの夢をお聞きしました。
捨てないアパレルの理念を浸透させること、そして現代版の江戸の街を目指す!
豊かではなかったが、モノを大事にしていた、また人と人とのつながりも強かった時代でした。モノの高い安いに関係なく、一つのものを大事に使ってくれる人が一人でも増えてくれれば、嬉しいです。洋服を通して、人と人とのつながりをつくっていきたい。
当支店の50周年記念とのコラボで蕨認定ブランド品のトラックジャケットとマスクを展示しました。
今後も城北信用金庫蕨支店は、株式会社ニィニさまの活動を応援してまいります!!
平成15年創業、北町にある工房・株式会社ブラスト工房さまを訪問しました。
みなさんは蕨ブランド認定品をご存知ですか?蕨ブランド認定品とは蕨らしさ(歴史、ストーリー性)を審査し、品質も含め一定基準を満たしたものを蕨ブランドとして認定する制度です。認定品を推奨することにより、蕨ブランドの普及と品質の向上を促進し、地域産業の振興を図っていくとともに、蕨ブランドの発信を通じて市のPRへつなげていきます。
前回に引き続き、第三弾としてその蕨ブランド認定品に選ばれている当支店取引先の株式会社ブラスト工房さまをご紹介したいと思います。
更にひと手間加えた新しいサンドブラスト加工
北町にある工房。「サンドブラスト」という、圧縮空気で砂を吹き付けてガラスを彫刻する手法を用いて、記念品などオーダーメイドのガラス工芸品を月60件製造しています。工房に入るとお客さまから依頼された記念オーダーメイド作品のほか、「蕨」「動物」をモチーフにした作品が数多くディスプレイされ、ガラスの美しさに加え彫刻の輝きを楽しむことができます。代表取締役で職人でもある佐藤成久さまは剪画(せんが/中国切り絵)も手掛けており、剪画作品が彫刻された大変興味深い作品もあります。
蕨認定品「蕨硝子」被せ(きせ)ガラスのロックグラス
被せガラスとは、透明なガラスの上に色のついたガラスを重ねた多層構造のガラスのことで、江戸切子などの切子細工として親しまれています。
「蕨硝子」は国産の被せガラスを使用しています。通常のサンドブラスト加工だけでは加工面がスリガラス状のざらざらした手触りですが、さらに熱処理を加えて表面を少し溶かすことによって質感がより滑らかに、スリガラスよりも透明感を出した、ワンランク上の美しいガラス工芸品に仕上がっています。
また、蕨市の貴重な地域資源である河鍋曉斉(かわなべきょうさい)記念美術館の協力のもと、所蔵作品の中から骸骨(「三味線を弾く骸骨」や「骸骨の花火見立て」)をモチーフにしたデザインも扱っています。曉斉の下絵を忠実に再現したデザインは、より繊細な加工技術が求められます。
骸骨をモチーフにしたのは、若者層に人気のある骸骨を使ったデザインにすることで、曉斉を知らない人にも魅力を知ってもらい、蕨市を全国に発信したいという思いが込められています。
心に残るギフト
一つ一つ手作りなので、一つからの注文にも対応しています。 例えば、出産祝いとしてお子さまの名前が彫られたプレートや結婚祝いのメッセージが彫られたボトルといった注文も可能です。 また、インターネットショッピングからも多彩な注文が増えています。
磁器加工・デニム加工
ガラスから磁器のマグカップやデニムへと、加工技術の開発を繰り返し、サンドブラスト加工の可能性にかける社長の熱意を感じます。お気に入りのジーパンに思い思いのオリジナルデザインを付加してみてはいかかでしょう!
サンドブラスト ガラス彫刻教室
日本で一番小さな市・蕨で、日本でトップレベルのサンドブラストのガラス彫刻を発信したい、自分だけの逸品を作成する喜びを知ってほしい、と彫刻教室も開催しています。
彩の国ビジネスアリーナ2020展示会出店
地域イベントや展示会等に多く参加し蕨市のPR活動に尽力されております。
令和2年1月29日~30日に開催された国内最大級のビジネスマッチングイベントには蕨市ブース3社の内1社として出店されました。
株式会社ブラスト工房の社長は、蕨ブランド認定を機に、サンドブラスト加工を用いた蕨硝子の販売を通じて、地域資源である河鍋曉斉や蕨市を全国に発信していきたいとおっしゃっています。
社長の作品には「蕨」や動物をモチーフにしたものが多くあります。地域や動物への優しさ・温かさを感じることができる工房です。
創業50年を迎えた「職人さんの応援団」として蕨の地域発展を目指す有限会社上田衣料さまをご訪問しました。
みなさんは蕨ブランド認定品をご存知ですか? 蕨ブランド認定品とは蕨らしさ(歴史、ストーリー性など)を有したものを審査し、品質も含め一定基準を満たしたものを蕨ブランドとして認定する制度です。
認定品を推奨することにより、蕨ブランドの普及と品質の向上を促進し、地域産業の振興を図っていくとともに、蕨ブランドの発信を通じて市のPRへつなげていきます。
前回に引き続き、第二弾としてその蕨ブランド認定品に選ばれている当支店取引先の有限会社上田衣料さまをご紹介したいと思います。
昭和43年創業 鳶職人が厚い信頼を寄せる老舗
蕨市塚越大通りの一角に、ひと際目につく「蕨上田」と掲げたインパクトのあるのれん。有限会社上田衣料は、昭和43年創業であり、全国の鳶職人から絶大の人気を誇り、厚い信頼を寄せる老舗です。
店内に入ると、あたり一面にディスプレイされている豊富な商品の量に驚きます。そして知識豊富なスタッフが丁寧に親身になって対応してくださる、とてもアットホームなお店です。
落ち着いた色合いの鳶服に、ワンポイントの「蕨上田」の刺繍が鮮やかです。縁あって創業した蕨をPRし、市の発展に貢献することを目的に、蕨を冠した「蕨上田」ロゴを作成し、平成13年に商標登録したとのことです。
蕨ブランド認定品「蕨上田」オリジナル鳶服
当支店職員「蕨ブランドに認定されたきっかけとは何ですか?」
社長「蕨商工会議所からオファーがありました。お世話になっている蕨市を盛り上げるため、そして鳶服の認知度が上がればと考え参加しました。」
当支店職員「オリジナルの鳶衣料のこだわりとかありますか?」
社長「あえて鳶服と同系色に刺繍することで派手に主張しないというか…」
当支店職員「あえて目立たせないのもオリジナルなんですね。」
社長「もちろん素材、機能性のこだわり、あえてロング丈のズボンもこだわっているけどね。あえてロゴは主張しすぎないようにっていうのもこだわっています。」
当支店職員「社長が大事にしていることは何ですか?」
社長「一番は地元に密着した営業を心がけています。日本各地から上田衣料に来店され、蕨とプリントされた買い物袋をぶら下げて帰っていただけば、蕨市の認知度も上がります。そして何よりも蕨を好きになってくれる人が一人でも増えればいいなと思っています。」
社長「またお客さまの声を大切にしています。来店していただいたお客さまとはコミュニケーションをとり、お客さまの話をよく聴く。何を求めているのか、どんな商品が必要なのか等のニーズを掴むことを心がけています。」
そしてお客さまの声を聞いて誕生した商品が「蕨上田特注 ラチェットレンチ」であります。
ラチェットレンチとは、頭部にラチェット機構を組み込んだ工具です。ボルトやナットを締めたり外したりする時に使われます。回転の度にはめ直す必要がないので、通常のレンチと比べてスピーディーに作業できるものであり、鳶職人の方には必須のアイテムです。
そして「蕨上田特注 ラチェットレンチ」は実用新案登録済みであります。その特徴とは?
1.スチールカラナビに装着可能
2.従来のラチェット17×21の両口レンチで頻度の高い17mmの方はそのま21mmの方を削りカラビナにかけられるように調整
3.従来品より軽量化され、作業効率アップ
4.打刻された「蕨上田」ブランド
また他にも、デザインや、鳶職人の方が使いやすいように、細かい部分の機能性にもこだわっています。
今では、「Yahoo!ショッピング」で再入荷待ちになるほど人気の商品になりました。
創業以来、モットーとするのは「職人さん応援団」。一人一人の声を大切に聴いてきた、その積み重ねが、職人さんから厚い信頼を寄せられている【鳶の専門店】としての地位を確立してきました。そうした実績から、道具類には「蕨上田」のロゴが入った、大手メーカーとのコラボアイテムも多数あります。 まさに「蕨上田」は鳶業界から蕨をPRする切り込み隊長です。
当支店職員「蕨市を盛り上げるため、取り組んでいることはありますか?」
社長「蕨市を盛り上げるため、同じく蕨ブランド認定品企業とのコラボ商品を作りました。」
有限会社クチュールカワムラさまとは、蕨双子織で加工した鳶服を。
株式会社ブラスト工房さまとは、デニム生地にサンドブラスト加工を。
最後に社長の夢をお聞きしました。
「長年店舗を構えている蕨市、これまで取引してくれたお客さま、業者の方々には本当に感謝していて、これからも変わらぬ「蕨上田」を続けていきたい。昔ながらの商品は守りつつ、これからは鳶服を一般の方々にファッションとして着てもらえるような発信をしていきたい。将来的には、鳶服でパリコレを目指して全力で頑張ります。」
そんな熱い想いを持った有限会社上田衣料さまを応援しようと展示会の見学に行きました。
先日行われた彩の国ビジネスアリーナ2019(国内最大級ビジネスマッチングイベント)に蕨市ブース3社の内1社として出店されました。
蕨の伝統織物の復興を目指す有限会社クチュールカワムラさまをご訪問しました。
みなさんは蕨ブランド認定品をご存知ですか?
蕨ブランド認定品とは蕨らしさ(歴史、ストーリー性など)を有したものを審査し、品質も含め一定基準を満たしたものを蕨ブランドとして認定する制度です。
認定品を推奨することにより、蕨ブランドの普及と品質の向上を促進し、地域産業の振興を図っていくとともに、蕨ブランドの発信を通じて市のPRへつなげていきます。
その蕨ブランド認定品に選ばれている当支店取引先の有限会社クチュールカワムラさまをご紹介したいと思います。
蕨銀座商店街の一角に、ひと際目につく「蕨双子織取扱店」と掲げたのれん―。
「今では、こののれんを目印に来店するお客さまが増えました」と話す、有限会社クチュールカワムラ代表取締役の川村みつ子さん。
川村さん「当社は長年蕨の地にて洋服の仕立てを営んでおり、現在地域資源となりました蕨双子織の復元に力をいれています。この織物の魅力を一人でも多くの方々に認知していただき、未来につなげていきたいと思っております。」
当支店職員「双子織とはどんな織物なのですか?」
川村さん「双子織とはかつて機(はた)織物のまちで栄え、宿場蕨(埼玉県蕨市)にて江戸末期にファッショナブルな色彩と縦縞柄で人気を博した綿の着物地です。16年前に復元され、現在蕨市の地域資源となっております。細い2本の糸をより合わせて緻密に織り出される織物はシルクのようななめらかさと、絹のような光沢があります。」
川村さん「双子織の魅力にみせられた当社では、こうして生まれたショルダーバッグは、デニムなど他の布地と組み合わせることで、軽くて丈夫に。和風カジュアルなデザインは男女を問わず、年配の方だけでなく若い方まで、幅広い年代から好評です。また、1本1本ハンドメイドのバッグは、長い間使うことで手触りが良くなり、双子織とともに独特な風合いが出て、使用者の愛着がわく商品となっています。」
川村さん「最近では双子織を使用したペンケース、ブックカバーのセット販売しており、なんと蕨市ふるさと納税の返礼品にも選ばれております。織物から作られているため、話題の提供にもなること等からギフトとしても支持していただいている商品となっております。」
川村さん「また、双子織を使用し古来から存在する、あずま袋を現代に復元しました。高い機能性と、おしゃれを兼ね備えております。付属の紐を結ぶだけではなく、スナップ付きであり畳んで持ち運びが可能であり、またリバーシブルとなっており和と洋の変化を楽しめます。色合いは非常に明るく、若い人にも非常に人気がある商品となっております。」
基本コンセプトは双子織と帆布、家紋柄綿生地を使用し、現在の生活スタイルに合わせ日常に寄り添える商品提案を心掛けているとのことであります。
今現在はショルダーバッグだけでなく、洋裁店として培ってきた技術やノウハウを活かし、洋服やコートをはじめ、帽子、コースター、ポーチ、様々なオリジナル商品等、取り扱っている双子織商品は20種類以上。
「時代とともにお客さまの好みも変わる。ニーズに合わせたデザインを提案していきたい」と、年に4点ほど新しいデザインを生み出しているほか、オーダーメイドで1点物を作ることもできます。
また、双子織を全国に発信するため、異業種との商品開発にも挑戦するなど、双子織が生活のさまざまな場面で目にする機会を増やそうと意欲を燃やしています。伝統的な物を日常に寄り添う提案を―。双子織の発信基地として、親子二人で営むクチュールカワムラの商品から目が離せません。
最後に社長の夢をお聞きしました。
川村さん「双子織は長い歴史があり、その魅力を一人でも多くの方々に知っていただけたら幸いです。伝統織物である双子織で蕨市の地域を元気にしたい。そしてこの魅力を世界に向けて発信していきたい。」
当支店では、そんな熱い想いをもった有限会社クチュールカワムラさまを応援しようと、様々な取り組みをしております。
職員全員が、双子織の社員証ストラップを使用しております。
中には、双子織の名刺入れを使用している職員もいます。
展示会の見学に行きました。
彩の国ビジネスアリーナ2019(国内最大級ビジネスマッチングイベント)に蕨市ブース3社の内の1社として出店されました。
当支店も応援に行き、蕨市を盛り上げるため頑張りました。