堀切支店 地域コミュニティ活動報告 バックナンバー

地域コミュニティ活動報告

特殊詐欺を防止したことによる表彰式~笑顔と緊張の訪問でした!~

令和3年3月25日、葛飾警察署にて特殊詐欺を防止したことによる表彰式が行われ、当支店のカスタマーG職員が表彰を受けました。当日は当支店職員のほか、某信金支店長・某郵便局長および女性局員・某コンビニエンスストアの店長・介護施設の女性職員2名が招かれていました。

表彰式が開催される前に、葛飾警察署長である相川延洋さまと参加者の方々とのアットホームな座談会がありました。そこで感じたことは「特殊詐欺からお客さまを守る」という強い使命感です。やさしさや気さくさ、親身な気持ちや情熱といったいわゆる「人間らしさ」があるからこそ、詐欺師に騙されかけている人を踏みとどまらせることができるのだと感じました。完全に騙されている人を、踏みとどまらせることは至難の業です。特に金融機関では、「自分の預金を下ろすことにとやかく言われたくない」というお客さまの心情がありますから相応の対応力が求められます。

なごやかな雰囲気のなか表彰式にうつりました。最初に呼ばれたのが当支店で、久しぶりの表彰式でしたのでとても緊張しました。
表彰状授与式のあと再度の座談会で、相川署長より「この機会に何でもいいので聞きたいことがありますか?」とのお言葉がありました。
「実は昨日から、当金庫の前に放置自転車があるのですが…」と場違いなお話をしたところ、あっという間に放置自転車の所有者を特定し撤去してくださいました。凄まじい対応の速さに度肝を抜かれました。さすがです。
今回の表彰式では、葛飾警察署長をはじめ職員のみなさまには余計なことまでお世話になり本当にありがとうございました。心より感謝を申し上げます。

結びに、特殊詐欺を防止した当支店カスタマーG職員のコメントです。
「日頃より、お客さまの現金引出し時には使い道をうかがうなどのお声をお掛けしています。不快感を示されることもあり難しい対応ですが、特殊詐欺防止のため継続してきたことで今回未然防止という結果につながりました。表彰を受けたことをとてもうれしく思いますが、警察署長より近年の特殊詐欺の実態を聞き、改めて身の引き締まる思いでした。今後ともお客さまの話に耳を傾けると同時に、持ち前の明るい接客を心がけたいと思います。」

当支店は、地域のお客さまをお守りするため、これからも特殊詐欺未然防止に取り組んでまいります。

新企画 Lucky Strawberry育成開始! ~一苺一笑~

今回の企画は、なんとイチゴを育てます。そしてキャッチフレーズは「イチゴだけに一苺一笑(いちごいちえ)」です。お客さまとの出会いを大切にしたいという想いが込められているのです。
そして、マスコットキャラクターはLucky Strawberryの「ベリーちゃん」。そのつぶらな瞳は街ゆく人々の心を和やかにしてくれます!とってもかわいく出来ました!作者はⅿさんです!

堀切支店の「堀切ラッキーファーム」では、「メロン」「ブロッコリー」「ゴーヤ」を育ててきましたが、今回イチゴは初挑戦です。全部で7種類のイチゴの苗を植えました。もうすでにランナーがぐんぐん伸びイチゴを実らせている苗もありますが、収穫時期は来年の3~4月です。今から収穫時期が楽しみです!
堀切地域のみなさま、堀切ラッキーファームがイチゴでいっぱいとなるように育成を見守ってください!応援よろしくお願いします!
堀切支店は、これからも「イルミネーション作戦」でこの堀切地域を明るく元気にしていきます!

「堀っ切り―ラッキーブロッコリー」収穫!~夏バージョン~

堀切支店は、「堀切を明るく元気にする」取り組みとして昨年の冬に「堀切ラッキーファーム」を開園し、メロンに続いてブロッコリーの栽培を始めました。
今回は、夏場バージョンということで暑さに耐えられるか心配でしたが「水さえあれば大丈夫!」、ブロッコリーの育てやすさを実感することができました。 育成途中では、突如カマキリが現れるというサプライズがあったり、青虫が発生し葉っぱをかじられたりしましたが、真夏のギラギラした太陽をSUNSUNと浴びておよそ2カ月でブロッコリーを実らせてくれました。

今回も前回同様に、収穫した採れたてのブロッコリーを支店内で湯がき、自然の恵みとお客さまに感謝しながら職員で食べることができました。
「堀っ切りーブロッコリー」夏バージョン大成功!ということで、「堀切ラッキーファーム」次に何が来るのか?みなさま乞うご期待!

堀切ラッキーファーム第3弾「Go Yah堀切!」大成功!~ゴーヤ豊作~

今年の新企画として始めた「Go Yah堀切!」。「環境にやさしいゴーヤのGreenカーテンを作りたい」という情熱をもって臨みました。その結果、GreenカーテンどころかGreenじゅうたんのように生い茂り、見事にたくさんのゴーヤを実らせてくれました!
実ったゴーヤはご来店をいただいたお客さまへ先着順でプレゼントするなど大好評となりました。
ゴーヤを手にされたお客さまは満面の笑みを浮かべられ、会話が弾み、お客さまとの想定以上のコミュニケーションツールとなりました。
近所のお客さまの中には、早速ゴーヤチャンプルやピクルスを作り、私たちに差し入れをしてくださった方もいらっしゃいました。
朝採りの新鮮なゴーヤの味は格別でした!

堀切ラッキーファーム企画「堀っ切りーラッキーブロッコリー」育成開始!~夏バージョン~

堀切支店は、「堀切を明るく元気にする」取り組みの一つとして昨年の冬に「堀切ラッキーファーム」を開園し、メロンに続いてブロッコリーの栽培を始めました。
今回は、メロンの育成に失敗してしまった鉢をリユースして、早々にブロッコリーの栽培に着手しました。
もうすでにお気づきの方もいらっしゃると思いますがこの度、名前を改名しました。その名も「堀っ切りーラッキーブロッコリー」です。そうです!ラッキーを付けたのです!そんなに張り切るところではありませんが、われらが堀切ラッキー通り商店街にちなんで「幸せが訪れるように」との想いでラッキーを付けました。
さぁどうなるか「堀っ切りーラッキーブロッコリー」夏バージョン!みなさま乞うご期待!

堀切ラッキーファーム第3弾「Go Yah堀切」育成開始!~緑のカーテンにゴーヤマン参上!~

地域の皆さま、お待たせしました!待望の堀切ラッキーファーム第3弾を発表します。
一応念のため確認させてください!第1弾は「メロン育て隊」、第2弾は「堀っ切りーブロッコリー」、そして第3弾は、な、なんと「Go Yah堀切!」です。

驚きの方が多いと思いますので、簡単に企画説明をしたいと思います。それは単純に、「ゴーヤ」と「Go Yah(さぁ行こう!)」のダジャレです。
とは言いましても、「堀切を明るく元気にしよう!」を使命としている私たちは、SDGsを念頭にゴーヤで緑のカーテンを作り、ゴーヤの実の育成度合いを地域の皆さんと共感し、そして地域の皆さんとゴーヤを食すことができたらいいなーという熱い想いが込められているのです。
ちなみにゴーヤの苗は、当支店とお取引をいただいている「堀花店さん」から購入させていただきました。いつもありがとうございます!

今回、新企画ということでイメージアップも兼ねてオリジナルポスターを制作しました。
ポスターに描かれている「ゴーヤマン」はダンシングヒーローさながらのノリノリ感があり、「堀切を明るく元気にしよう!」という気持ちを反映した見事な出来栄えとなりました。
さぁどうなるかこの新企画。間もなくやってくる暑い夏を盛り上げることが出来るか?その無限大の可能性に「期待し隊」と思います。

「堀っ切りーブロッコリー誕生!」~堀切ラッキーファーム開園第一弾~

堀切支店は「ラッキー通り商店街のメロン育て隊」で有名ですが、更に「堀切を明るく元気にする」ことを目的として、この度「堀切ラッキーファーム」を開園しました。
この「堀切ラッキーファーム」は、堀切を明るく元気にするという目的の他に、SDGsを念頭に温暖化防止や食料自給率の向上も視野に入れています。その開園第一弾として「ブロッコリー」の育成にチャレンジしました。その名も堀切で作るブロッコリーなので「堀っ切りーブロッコリー」です!

写真を撮る副支店長の柴田さんと
カスタマーG長の松村さんと熊野さん

収穫を喜ぶカスタマーGの熊野さん

カスタマーGの長内さんと久川さん

ブロッコリーの育成は、暑い夏に育てるメロンに比べ手間がかからず、適度な水やりと適度な肥料があればぐんぐん育ちます。
まだ小さい苗の頃は、お客さまから「メロンの次は何を作っているの?何ができるか楽しみね!」とか、実が育ってきた頃には「とても立派なのができたね!すごいねぇ!」などたくさんのお言葉をいただきコミュニケーションを深めることができました。

実が熟成したころには盛大に収穫祭を行い、育てたブロッコリーと記念写真を撮ったりととても盛り上がりました!
また、収穫されたブロッコリーは塩茹でにして支店職員で食べました。職員たちは我先と無我夢中で「堀っ切りーブロッコリー」を頬張っていました。
ブロッコリーは体にやさしいと言われていますので、支店職員全員が健康で笑顔でいられることに期待しています。

大爆笑をするカスタマーGの長内さん

鮮やかに塩茹でされた「堀っ切りーブロッコリー」

笑顔のリレーションGのみなさん


堀切支店は、「夏はメロン」「冬はブロッコリー」で堀切を明るく元気にしていきます!

堀切 よもやま話

~堀切Nハウス~

私は、堀切支店長を拝命してから早いもので3年半が過ぎ、出勤時と退社時には必ず地元堀切ラッキー通り商店街を歩いています。目的は、ラッキー通り商店街を活性化させたいという純粋な想いから。自分一人でも商店街を歩けばいつか活気が戻るのではないかと…。いわゆるシャッター通りと言えるほど現在では商店が少なくなりましたが、それより何よりも人情味あふれる人間力には心を打たれます。
今回は、そのラッキー通り商店街のお隣にお住いの直田恵子さまをご紹介します。 当金庫と直田さんとの出会いは、もはやラッキー通り商店街の象徴とも言える「メロン」がきっかけで、当支店窓口で当支店職員が育てたメロンを直田さまにお裾分けしたのが始まりと聞いています。そんな直田さまと当金庫との関係は、今では「絆」ともいえる懇意な間柄となっています。
直田さまのすごいところは、何といっても人情味あふれる心やさしい人柄にあると思います。そして、地域を明るく元気にする取り組みについて自分が「excellent!」と思ったことは迷うことなくアクションを起こす凄まじい行動力です。

特に、地域イベントに対する取組み姿勢は特筆に値します。参加ではなく完全に「参画」するんです。イベントの役割分担には率先して写真記録係をかって出て、その日のうちに現像・焼き増し(プリントをこのように言っていた時代がありました…)して、アルバムも作っちゃうんです。これがまた素人とは思えない中々のセンスなんです。直田さま曰はく「写真は生もの!スピードが大事なんですよ!」と。直田さま、いつもたくさんの写真やアルバムをいただいて本当にありがとうございます。支店の宝物にしています。

そんな直田さまは先日、自身が所有する物件を利活用して「Nハウス」をオープンさせました。Nハウスの「N」は直田さまの頭文字のNです。言われなくても想像に難くないですね。このNハウスはいわゆる地域のコミュニティースペース。古民家特有の落ち着きのある風合いを残しなから、人が集いやすい造りにしたNハウスは隠れ家的雰囲気を醸し出していて、今にもトトロとまっくろくろすけが出てきそうな感じです。また、そこで飲むコーヒーはまた格別。そうそう、直田さまはコーヒーアドバイザーなんです!

いつも明るく元気な直田さまには、知的障害をお持ちのお子さんがいらっしゃいます。 沢山の苦労や悩みをお持ちのはずですが、いつも前向きで明るい直田さまの姿勢には、「当たり前のことが当たり前ではなく恵まれているということ」に気づかされます。さらに、直田さんがボランティア活動に積極的に参加する理由は?と聞くと、「理由なんでないですよ!当たり前の気持ちの顕れかな?」だそうです。当たり前のことを当たり前に行うことの大切さを痛感させられます。信用金庫行動綱領にある「当たり前」のことを「当たり前」に行う6Sの徹底「整理・整頓・清潔・清掃・作法・躾」…大切です。

地域のコミュニティースペースNハウスには毎年秋になるとカリンと渋柿が、冬には夏みかんが実ります。直田さまが作る夏みかんを使ったマーマレードやカリンを使ったカリンシロップの味は、果実の旨味をしっかりと感じる季節の一品です。自分のところでとれる果実を使いながら地域の方々と交流を図り、ボランティア活動にも取り組む活動はまさにSDGSそのもの。
そこでは私はこう思いました。「国が決めたから…、会社の決まりだから…、上司から言われたから…ではなく、自ら考え自らが自発的に行動したことが人と心にクリティカルヒットするんだ」と。直田さま、これからも一緒に堀切を明るく元気にしていきましょう!

このような堀切地区、私は今もこの先も愛してやみません。

~ATMオープンへの熱い想い~

堀切支店長を拝命してから早いもので3年が過ぎ、出勤時と退庫時は必ず地元堀切ラッキー通り商店街を歩くのが恒例となっています。
目的は「ラッキー通り商店街を活性化させたい」という純粋な想いからです。自分一人でも商店街を歩けばいつか活気が戻るのではないかと…。いわゆるシャッター通りと言えるほど現在では商店が少なくなりましたが、何より人情味あふれるお店の方々の温かさには心を打たれます。

当支店のATMは朝8時にオープンします。そんな中、毎月10日、15日、25日(休日の場合は前営業日)の早朝7時30分、ATMのオープンを待ち続けるお客さまがいらっしゃいます。
桜が咲き誇る春も、日差しがきつい夏も、枯れ葉が散りゆく秋も、そして寒さが堪える冬も…。そのお客さまのお名前は森野さん。お待ちになる時間の正確さに、西洋の哲学者であるカントを思い浮かべるのは私だけでしょうか?(人々はカントが散歩する姿を見て時計の針を直していたという逸話があります)

そんな森野さんとの恒例のあいさつは(舩山)「おはようございます!」、(森野さん)「店長いま何時?」、(舩山)「今、7時30分です。申し訳ありません、あと30分お待ちくださいね!」。
そのあと森野さんは愛用の買い物カートに座り、じっとそのオープンをお待ちになります。その徹底ぶりと我慢強さには本当に頭が下がり、感謝の気持ちでいっぱいになります。

森野さんは堀切に嫁いできて50年、当時義母が切り盛りしていた「おにぎり屋さん」を25年間手伝ったそうです。
そんな森野さんから時々差し入れをいただく「卵焼き」の味は格別。甘すぎず辛すぎずとても上品な味で、その優しい味付けは何個でもいけてしまう美味さ、まさに「おふくろの味」です。いつも本当にごちそうさまです。

森野さんとの会話の中で驚いたことがあります。なんと森野さんのご長男は、映画「ビーバップハイスクール」に出演していたんです!
ビーバップハイスクールの映画といえば、1980年代「週刊ヤングマガジン」で連載された「きうちかずひろ」のコミックを原作に、不良コンビの恋や戦いを活写し、当時人気アイドルであった中山美穂が清楚なヒロインを演じたあの映画。

余談ですが、ビーバップハイスクールのヒロインであった中山美穂さんの誕生日は3月。私も3月生まれ。占いによると3月生まれはロマンチストが多いそうです。

話を戻しましょう。そんな明るく元気で気さくな性格の森野さんは、九州の福岡県鞍手郡小竹村の出身、その我慢強さは出身地にあるのかもしれません。真冬の寒さでも超薄着でへっちゃらな森野さん、一方で私は北海道出身の根っからの寒がり。森野さんにお会いすると、まだまだ自分の未熟さを痛感させられます。

森野さん、これからも私に「店長いま何時?」って聞いてくださいね。私は「そうねだいたいね~」とか「まっだ早い~」という、サザンオールスターズのようには回答しません!森野さんのように正確に時間をお伝えしますね。
このような堀切地域、私は今もこの先も愛してやみません。

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~類まれなる忍耐力とボランティア精神~

堀切支店長を拝命してから早いもので3年が過ぎ、出勤時と退庫時は必ず地元堀切ラッキー通り商店街を歩くのが恒例となっています。
目的は「ラッキー通り商店街を活性化させたい」という純粋な想いからです。自分一人でも商店街を歩けばいつか活気が戻るのではないかと…。いわゆるシャッター通りと言えるほど現在では商店が少なくなりましたが、何より人情味あふれるお店の方々の温かさには心を打たれます。

そんなシャッター通り商店街ですが、「また以前のような活気を取り戻したい!」という商店街役員の熱い思いで始まった「メロン育て隊」も5回目を数え、飛躍的な知名度の向上を実現し商店街活性化の一役を担うまでとなりました。
通年で開催されるイベントの企画力と突破力には舌を巻きます。ラッキー通り商店街岩崎会長から突如発表されるイベントにはその他役員もビックリ。しかも既に役割分担も決まっている。役員が一致団結し当日ギリギリまで準備を進め、最終的にイベントを成功させる。こんな毎度の風景にいつも心が和みます。「これぞラッキーだ!」と。

イベントの役割分担は会長が決定するのですが、毎回警備担当の人が居ることにはたと気づきました。木村義光さんという方です。商店街役員ではなく近くに住まいがあるだけなのに何故毎回警備担当なのか。
この商店街イベントの警備の仕事はとても辛いのです。一昨年の夏イベントでも木村さまは恒例の警備担当。交通量が最も多いところです。しかも日陰がなく、灼熱の太陽が猛威を振るい続ける難所。そんな状況に私は遅ればせながら気付きました。「気付くのが遅くなってすみません、代わるので少し休んでください」と声を掛けると、木村さんから「あんたは命の恩人だ」と東北なまりの人懐っこい声でお礼をいただいたことを鮮明に覚えています。

木村さんが毎回警備担当の理由をごく最近になって知りました。なんとなんと木村さんは、元警察官だったのです!ある時は東京ドームの来賓観客席の警備員、ある時は警察学校の鬼教官、またある時は大手上場企業の株式総会の総会屋担当、しかしてその実態は…。なんだか月光仮面みたいです。

現在は現役を引退されており、地域のボランティア活動に加え、「書家、静山」としても活躍されています。その書家としての活動も木村さんならでは。地元堀切菖蒲園への行き方を尋ねる方に元気が出る言葉を書いた「手づくり色紙」をプレゼントしたり、上野にある西郷隆盛像の前で記念撮影をしている方に西郷隆盛に関する言葉を書いた「手づくり色紙」をプレゼントしているんです。しかもその「手づくり色紙」は、お菓子の箱や段ボール等を活用した環境にやさしい色紙なんです。ここにも木村さんの優しさが滲み出ています。

そんな月光仮面のような「正義の味方でよい人」である木村さんは、世界自然遺産である白神山地、ブサカワ犬の「わさお」や元力士の「舞の海」のふるさとでも有名な青森県西津軽郡鯵ヶ沢町出身。ちなみに月光仮面の原作者は川内康範さんという方で私と同じ函館市出身。なんとも帳尻を合わせた因果関係に木村さんとの近くもなく遠くもないご縁を感じます。
木村さん、これからも体に気をつけて堀切地域を守ってください!
このような堀切地域、私は今もこの先も愛してやみません。

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~パックジュースと和菓子~

堀切支店長を拝命してから早いもので3年が過ぎ、出勤時と退庫時は必ず地元堀切ラッキー通り商店街を歩くのが恒例となっています。
目的は「ラッキー通り商店街を活性化させたい」という純粋な想いからです。自分一人でも商店街を歩けばいつか活気が戻るのではないかと…。いわゆるシャッター通りと言えるほど現在では商店が少なくなりましたが、何より人情味あふれるお店の方々の温かさには心を打たれます。

私が商店街を通る朝の時間帯には、ほとんどの商店は開店していません。文字通りのシャッター通りですが、100円ローソンの隣の老舗和菓子店「こがねや」さまだけは朝早くから店の前の掃除をして水をまき、いつもご夫婦揃って朝食を召し上がっています。そんなシチュエーションの中、お互い笑顔で会釈をするのがいつしか日常となっていました。

ある朝、珍しく店主がビニール袋を片手に外に出ておられました。いつもとちがうなぁ。私は後ろからビックリさせようと思い「おはようございます!」と元気にあいさつ。予想通りビックリしてくれたのは想定内でしたが、その直後、店主から「待ってたんだよ、店長!」とニッコリ。右手に持っていたビニール袋を私に手渡してくださいました。中にはパックジュースと和菓子が入っていました。

店主「子供だましでわるいんだけど店長食べてよ!」
私は袋の中を見て「この和菓子は、こがねやさんで作ったんですか?」と聞くと、店主は大きい声で「市販だよ!」と…。思わずプッと吹き出しそうになりましたが、店主の気持ちにうれしさと感動で目が涙で一杯になりました。

パックジュースと和菓子一つ。いつもの朝食の時間帯に、寒い中わざわざ私が来るのを外で待っていてくださり…。何気ない毎日のあいさつからこのような温かい交流ができるとは思ってもいませんでした。
信用金庫の職員として地域のお客さまにごあいさつをするのは当たり前ですが、仕事の枠を超えた「人の温かさ」を感じた瞬間でした。ご店主さまありがとうございました!
このような堀切ラッキー通り商店街、今もこの先も私は愛してやみません。

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